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楊鼎新:絶対勝ちたい 丁浩:束縛を捨てる

元リンク:https://home.yikeweiqi.com/mobile.html#/gonews/detail/61481

サイト:弈客囲碁

原作者:李新舟

 

 

2023年最初の世界戦優勝者が、2月上旬で誕生する。第27回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝三番勝負は1月30日から中国棋院で行われ、楊鼎新九段と丁浩九段が3億ヴォンの優勝賞金を争う。

 

実績では楊鼎新がやや有利であり、今大会では朴ジンソル九段、芝野虎丸九段を破り、準決勝では申眞諝九段の対中国棋士24連勝を終わらせた。楊鼎新にとって、今回は4度目の世界戦決勝戦、2019年の第23回LG杯で優勝を成し遂げた。だが今回は6ヶ月の出場停止処分中で対局することになった。昨年年末、中国囲碁協会はチームメイトの李軒豪を無根でAIカンニングと告発したことで、6ヶ月の出場停止を下された。

 

ただし、今回のLG杯決勝戦期間中では、例外として参加を認めた。そして団体戦を理由として、その後の中国囲碁甲級リーグの参戦も認めた情報もある。これらの状況を踏まえて、 楊鼎新の調子に影響が出るのかも注目すべきだ。

 

一方、丁浩は2019年の第31回テレビアジア選手権での準優勝が国際戦の最高成績である。今大会では金志錫九段、金明訓九段、姜東潤九段を破り、初の世界戦決勝戦まで駒を進めた、近年の勢いも凄まじく、中国ランキングでは一時期2位まで登り上がった。

 

対戦成績は6勝6敗の互角、2014年から2020年11月の間、楊鼎新は5勝1敗とリードしたが、丁浩はその後5勝1敗と盛り返した。

 

今回の決勝戦は、第24回LG杯決勝戦(申眞諝対朴廷桓戦)以来の対面対局になり、LG杯では実は3年ぶりに碁石を使って対局することとなる。なお、中国主催の世界戦では、2021年5月に行われた第4回夢百合杯決勝戦が最後だ。

 

今回のLG杯決勝戦は、実に6回目の「中国ダービー」となる、以前の26回では、中国と韓国各12回優勝を成し遂げた。

 

韓国メディアと両対局者のインタビュー以下のとおり。

 

Q:現在の調子は

 

楊:手合いがないので、それほど勉強してはいない、正直自分もわからない。常にネット碁はAIと対局しているので、多分大丈夫だと思う。

丁:満足はできていない、多分手合いがない原因かもしれないが、勝負勘が鈍くなった気がする、最近ひどいミスが多くなってきた。

 

 

Q:三番勝負の最終スコアについて

 

楊:誰が勝っても、2-0で終わりそう。

丁:最後の第3局に入るかな?今自分の調子を見るとやや悲観的になってしまうので、これから調子をどう調整するかが大事。

 

 

Q:相手の弱点は

 

楊:丁浩は全体的にレベルが高く、AIについても詳しい。独自の囲碁観を持っているし、堅実に実践している。碁が厚く、後半からとてもつよい。だが難しい場面で、特に秒読みに入ったらミスが多くなる印象はある。

丁:楊鼎新の囲碁に対する理解や判断が素晴らしく、明らかな弱点はないと思う。昔は難しい局面が嫌いだったが、最近の碁は乱暴でとても手強い。

 

 

Q:自分の作戦は

 

楊:心を落ち着かせること、そして有効な勉強法を探している。

丁:対局数を増やして調整する、それにAIを加えて研究する。早い段階での秒読みを避けたい。

 

 

Q:意気込みは

 

楊:囲碁は世界戦優勝者した名を覚えてくれない競技であり、今回は絶対に勝ちたい。この2年世界戦でいろんな体験をしてきて、経験も積んてきた。できる限りミスを抑え、勝負所で自分の力を発揮できるようにしたい。

丁:今回は初めて世界戦の決勝戦まで進んだので、プレッシャーはある、だが「絶対勝つ」という気持ちを持つのも嫌いなので、束縛を捨てて、観戦者の気持ちを持って挑みたい。