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丁浩:世界チャンピオンにはなったが、意外と平気だった

元リンク:https://home.yikeweiqi.com/mobile.html#/gonews/detail/61746

サイト:弈客囲碁

元動画:天元囲碁

原稿整理:辟邪剣

 

2月1日、第27回LG杯朝鮮日報棋王戦決勝三番勝負第2局が中国棋院で行われ、黒番の丁浩九段は楊鼎新九段を破り、2-0で自身初の世界戦優勝を果たした、そして2000年以降生まれの中国人では初の優勝である。対局後、丁浩はインタビューを受け、以下はインタビューの内容。

 

 

――まずは本局を振り返って。

丁浩:序盤いきなり打ち込んで、彼は相当打ちすぎたと感じた、本局結構焦ってるように見えて、実戦でもいい収穫を得なかった。あれから黒の形勢が良くなった気がした。

しかし中盤黒が白の大石を攻撃していた時、自分は最善手を打てず、結果セキになってしまった。その前は形勢に自信があってが、その後は秒読みに入って訳がわからなくなった。

最後はコウでお互いミスが多く、最後の最後で楊鼎新にチャンスを与えてしまい、もし正しく打てば逆転されたかもしれないが、秒読みの中で正しく打てず、運良く半目残った感じだった。

 

 

――世界戦初優勝、今の感想は?

丁浩:特に実感はなく、もし自分がプロ入り当初から世界チャンピオンになりたかったら、もちろん相当嬉しいが、自分は普通に打ってきたので、全てが普通だった。多分嬉しいと思うが、何故か意外と平気で、自分の訳がわからない。全てが普通という感じ。

 

 

――今大会は順調だったか。

丁浩:正直中国国内戦のほうが難しかった、4人勝てば優勝できるので、一回中国のネット棋戦に参加して、その時は10人勝ってやっと優勝できた。

 

 

――今の調子は一番いい時期か。

丁浩:多分補強するところもあると思う、アジア大会選抜会の成績は明らかに自分の本調子ではないし、早碁とはいえ、それほど差が開いていないと思う。なんか足りないと思った。今日の一局も、本来相手にチャンスを与えたくなかったけど、最後にミスを出てしまったので、今後は更に気を付けばならない。決勝戦の前に何局練習碁を打って、内容も良かったが、今回の決勝戦と同じく、相当勝てた局面だったが、秒読みに入ってポカが出たりした。昔自分の調子が良くない時では、前半は難なく凌げるが、ポカが多い。今回の持ち時間は3時間だったので、ミスを抑えることができた。

 

 

――今後については?

丁浩:そんなに考えなくて、今回の優勝は自分の今まで獲ってきた栄光では既に頂点であり、今後はより太く、何度も優勝したい。そして囲碁以外でも可能性を探りたいし、それは遠い未来の話である。

 

 

――ここまでの道のりについて。

丁浩:最初は父親が囲碁が好きで、よく自宅で遊んだり、それで囲碁を好きになった、多分5歳か6歳の頃。そして7歳から囲碁教室で囲碁を学び始めた。最初プロ棋士すら考えてなく、普通の趣味として捉えたが、成長が早すぎかせいか、故郷の大同では相手が既になく、太原でやってみようと考えた。2年くらい太原にいて、また最強クラスくらいになってしまって、先生からは北京の道場を勧められた。裕福な家庭ではなく、道場の学費も高かったため、同時はほぼ博打みたいな感じで。とりあえず何年か試してみて、ダメだったら学校に戻ることにした。

 

2013年は個人として最後のプロ試験であり、入段できなかったら道場を離れると決めた。印象深いのは最終戦、勝てばプロ入りの一局だったが、序盤でとんでもないミスをして大きく取られ、多分二手くらい遅れてた。そこから粘り強く打って、最後は半目残った。同時運もよく、多分神様が見てたと思って、もし負けてたら、今は普通の大学生になっただろう。

 

 

――昔勉強と囲碁は両立できたか。

丁浩:幼い頃成績が相当良かったので、悪かったらそもそも道場には行かなかった。適当に復習してもまあまあいい点数が取れたので、中学生まで両立できた。小学校の授業内容は簡単だったので、中学生ではさすがにそう決意した。

 

 

――影響が大きかった先生は誰か。

丁浩:まず地元の先生からの影響が一番大きかった。大同と太原の囲碁先生、韓曄先生と李魁先生から教わったし、北京葛道場の葛玉宏先生からの影響も大きかった。そして全て検討に携わったプロの先生も影響大きかった。

 

 

――今日まで頑張ってきた要素とは。

丁浩:続けることだと思う。もちろん賢さも一つの要素だが、自分も賢いほうだと信じてたが、続けることが一番大事。自分が知っている限り、多くの棋士はそれほど勉強せず、何かの段階でほかのことをしてたり、自分の場合、ただ単に集中して囲碁をやってた。

 

 

――強い棋士を対戦してから、囲碁は難しく感じたか?

丁浩:正直入段した直後が辛くて、裕福ではないため、早々と諦めたかった。プロ入り2年後に囲碁乙級リーグに出て、収入も入り、その後囲碁クラブと契約してから、家計に余裕が出てきて、自分も囲碁に集中できた。

 

 

――近年、AIからの収穫は大きいか。

丁浩:それほどではない、AIがなくても、自分なりに研究し続けるので、今日まで歩み続けると思う。

 

 

――毎日何時間くらい研究するか。

丁浩:正直そんな長くない、ある棋士から10時間研究する人がいるが、不思議だと思う。自分は何時間研究したかわからないが、普通の対局を加えても7~8時間程度、対局しない場合時間はもっと短い。自分なりに研究の効率が良くて、そして考えかたもやや違うおかげだと思う。

 

 

――囲碁以外の興味は?

丁浩:昔読書が好きで、作家になりたかった。今は音楽が好きで、元々大好きだったため、囲碁を習う前に一時期笛子を習ったこともあった、その後囲碁の勉強時間が被ったのでやめてしまった。今も音楽と文章を書く事に興味津々である。

 

 

――対面対局からオンラインに発展する現在、オンライン対局の影響はあるか。

丁浩:成績から見るとそれほど影響はないが、やや残念な気持ちが大きい。対面対局ではまず地方に行けたりできるが、オンラインでは一つの場所でオンライン対局するだけで、退屈であると感じた、普通に仕事をこなしてる感がすごかった。囲碁は自分の生活の一部であり、必要品である、欠かせない存在である。