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崔精:久々に狂うように勝ちたいと思った

元リンク:https://home.yikeweiqi.com/mobile.html#/gonews/detail/59794

サイト:弈客囲碁

原作者:辟邪剣

 

▲ 長時間の緊迫な対局が続いたが、崔精九段の表情から疲れが見えない。リラックスした表情で、愉快な気持ちで自分の心境を語る。

 

韓国囲碁ファンは相当応援していたが、崔精九段が勝つことが想像もつかなかった。相手は中国ランキング5位の楊鼎新九段、彼は現在申眞諝に危機を与える中国棋士であり、三星火災杯で相当な勝ち星を積み上げた棋士である。

 


崔精は現在韓国女子棋士でランキング1位であり、彼女は世界最強の女子棋士の一人である。韓国ランキングでは30位に留まるが、11月3日に行われた「2022三星火災杯ワールド囲碁マスターズ」準々決勝で、崔精が黒番201手で楊鼎新に中押し勝ちを収めた。

 

崔精は準々決勝で唯一の非韓国棋士を破り、これにより韓国の2年連続三星火災杯優勝が決めた。現在26歳の崔精は世界で二人目の世界戦ベスト4を果たした。一人目は当時28歳の芮廼偉九段が1992年第2回応氏杯でベスト4入りを果たした。この記録と比較すると、1992年の応氏杯では中国棋士が参加しなかったため、今回崔精の記録は相当凄まじい記録であり、芮廼偉九段より2年も早く記録達成した。

 

対局終了後、囲碁界の歴史に新たな記録を刻んだ崔精に取材した。準決勝は翌日(11月4日)に行うため、崔精に短めな感想を述べさせた。

 

 

ーー現在のお気持ちは?

崔精:本当に良かった、自分が勝てると思わなかったが、今回久々に狂うように勝ちたいと思った。

 

ーー今日の一局を振り返って。

崔精:相当難しかった。形勢は悪くなかったが、良くもなかった。最後白を仕留めて、黒をしのげば勝てると思った。

 

ーー前半でかなり時間を消費したが、後半秒読みに入ってからきつくなったか。

崔精:対局前、序盤で早く打ちたいを決めてたが、読めない局面が出てきたので、知らないうちに時間を使ってしまった。準決勝ではしっかり時間を分配したい。

 

ーー実利を二箇所稼ぎ、最後は黒の大石に全てを託した、かなり果敢な決断を思った。

崔精:昨日楊鼎新さんの碁を研究してた時、コーチとナショナルチームの選手からいろいろアドバイスを頂いた。一発勝負なら楊鼎新に勝てるを話かけ、本局ではまず実利を稼ぎ、最後はしのぎ勝負を決めた。

 

ーー普段素食しか食べないを聞いたが、効果はあったか。

崔精:親に心配させてしまったので、しばらく素食をやめました(笑)。

 

ーー準決勝では卞相壹九段との対戦。

崔精:公式戦では卞相壹さんに勝てなかったが、今回卞相壹さんのプレッシャーは自分よりすごいので。今日みたいに必死に食らいつきたい。

 

ーー最後に抱負を。

崔精:せっかくここまで来たので、決勝まで進みたい。