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初の決勝進出を果たした崔精、「自分がおかしくなったような気がした」

元リンク:https://home.yikeweiqi.com/mobile.html#/gonews/detail/59822

サイト:弈客囲碁

原作者:辟邪剣

 


▲崔精九段は喜びを隠せず、勝利の喜びを笑顔で応えた、そしてVサインのジェスチャーもした。

 


崔精九段は更なる飛躍を果たし、三星火灾杯の決勝まで進んだ。

 


11月4日、オンライン形式で行われた2022年三星火災杯世界囲碁マスターズ準決勝第一試合で、崔精は黒番169手で卞相壹を下した。

 


準決勝前日、崔精は世界戦ベスト4を果たし、30年ぶりに1992年芮廼偉九段が記録した女子棋士が世界戦の最高成績を並んだ。そして今日26歳の崔精は決勝進出を決め、記録を更新した。2010年に入段した崔精は、12年5ヶ月18日で、初めて世界戦の決勝戦まで駒を進み、歴史を塗り替えた。

 


▲歴史的な勝利を果たした崔精は取材を受ける。

 


▲対局直後の崔精。

 


ーーまずおめでとうございます。今の心境は?

崔精:そうですね…今手が震え始めました。信じられません…、良かったです。

 


ーーもちろん相当嬉しいと思いますが、まず昨日のことから聞きたい。昨日対局直後、目を擦る仕草をしましたが、それは単純に目を擦るだけかだったか。

崔精:画面の下辺を見て、自分が勝ったという通知が見えて、一瞬固まった…そうですね…無意識で目を擦ったを思う。

 

ーー今日の一局では、序盤は互角に見えたが、いつごろから「あれ、なんか自分の形勢がいい方だ、勝てる」を感じたのか。

崔精:まずは右辺から、白を分断して攻めようとした、そこからこの碁は自分がやりやすいペースに入ったと思う。そこで卞相壹は右辺で先手を意識しながら黒を攻めたがったが、逆に自分から先手で生きられ、白を中央に封じ込め、そこから形勢が良くなった気がした。

 

ーー女子棋士が初めて世界戦の決勝戦へ進出できるかの一戦で、相手はここまで一度も勝てなかった卞相壹、今朝対局室に入ってかたどのような心境だったか。

崔精:昨日は本当に勝ちたかった、でも今日は割とリラックスして打てた。心に余裕ができたが、逆に不安になってしまた。だから如何に自分が優勢か否か、何度も気を緩まないようにと言い続けた。

 

ーー対局中緊張したか。

崔精:対局中緊張したら、自分は太ももをつねるね(笑)。

 

ーー明日決勝戦の相手が決まる、申眞諝九段と金明訓九段の準決勝の一戦をどう観戦するか。

崔精:ずっと観る側で三星火災杯を見て来たので、いざ自分が彼らを対戦相手と意識した頃に、気持ちは全然違う。もちろん楽しみにしているが、彼らはあらゆる局面でどのように考えているのを必死に考えたい。

 

ーーストレートな質問だが、決勝戦で誰を戦いたい。

崔精:(笑)誰が勝ち上がっても、プレッシャーは大きいと思う。金明訓のランキングは申眞諝より低いが、碁の内容は充実してて、最近三星火災杯の碁も同じく、調子が良さそうに見える。実際誰と当たっても厳しい戦いが待っているが、申眞諝と決勝戦で対戦できれば、三星火災杯側は大変嬉しいと思う(笑)。

 

ーー男子棋士からすれば、世界戦の決勝戦まで勝ち上がるのも難しいが。女子棋士として、初めて歴史を塗り替えた感想は?

崔精:今も夢のようで、嘘かなと思う、この2週間自分がおかしくなったような気がした。

 

ーー決勝三番勝負に向けて抱負を。

崔精:決勝に進出できたことは本当に光栄なこと、もちろん自分にとっては大きい記録であり、みんなに感謝したい気持ちもある、ただ決勝戦では今まで通りに全力を尽くし、悔いのない碁を打ちたい。

▲勝利直後、靴を探しながら席を外し、最高の気分である。

 

▲「これは夢か現実か」、崔精は頬をつねった。