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サイト：弈客囲碁
原作者：辟邪剑
6月19日、第21回中国囲碁西南棋王戦準決勝と決勝戦が成都市に行われ、準決勝では柯潔と唐韋星が楊鼎新と劉宇航をそれぞれ破り、決勝戦では柯潔が白番156手で中押し勝ちを収め、二度目の西南棋王戦優勝を果たし、25万元（約500万円）の優勝賞金を獲得した。
決勝戦の前に、両者の対戦成績は柯潔の10勝6敗でやや有利、決勝戦では柯潔が得意な白番を持ち、AIの評価値からに全くチャンスがないほど、柯潔が完勝を収めた。
両者対局後インタビュー
柯潔：序盤は非常に難しかったと思ったが、AIの評価値から自分が勝勢と教えてくれた、その後は相手にチャンスを与えなかった、今日の一局は普段の碁よりうまく打てたと思う、今大会の4局全部うまく打てた。
成都市の囲碁イベントは中国全国でもうまく開催している地域であり、毎度成都市に参る度、いつも愉快な経験をくれた。今大会もいろんな面で用意してくれて、僕たちの様々な要求も応えてくれた、このおかげで成都での大会は気楽に臨める。
そして今回西南棋王戦が開催したことについては、関係者の皆様や成都市役員のサポートに感謝したい。今大会に出た全棋士にとって、今回はいい実戦経験を積めた。開催式で、自分は以前この大会で優勝したことを忘れた、実は今回は二度目の優勝で、本当に嬉しかった。
唐韋星：今回の碁の内容を見て、準優勝でも出来すぎだと思う、今大会の4局内容はイマイチだった。大会前の練習碁では調子がいいほうだと思ったが、結果納得できる碁は一局もなかった。決勝戦に進出できたのは運が良かったかもしれない。成都市は自分にとって縁がある場所であり、西南棋王戦では（2014年）初参戦で初優勝を収めたし、自分にとって成都はいい思い出の場所だ。
今回自分はこの調子で準優勝できたのは良かったし、決勝戦負けたのは柯潔の実力が強すぎだったからだ。今回柯潔が勝った4局の内容は全部良かったし、完璧だと思う。彼のレーティングも1位であり、碁の内容も完璧だったので、負けて当然だと思う。でも自分にとっては完敗だったかもしれない、序盤からなんか違うなぁと思って、その後一切チャンスがなかった、差が広がり、どうしようもなかった。
今大会を準優勝で終えて良かったと思う、でも碁の内容について、帰ってからもっと勉強しなければならない。最後に主催者へ感謝したい、コロナ禍で西南棋王戦を開催して頂いて、しかも何十年も開催して頂いた。西南棋王戦で対局するのは一番楽しいし、今後も続いて欲しい。
