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「時間切れ負け」から「再試合」、一体何があった

元リンク:https://home.yikeweiqi.com/mobile.html#/gonews/detail/53374

サイト:弈客囲碁

原作者:辟邪剣

 

 

今年の農心辛ラーメン杯も、事件が発生した。2月22日午後、第23回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦の第11局がオンラインでソウルと北京に行われ、韓国主将申眞諝九段と中国副将羋昱廷九段の一戦は無勝負に終わった。

 

原因は対局中発生した「時間切れ」事件だ、生中継の画面では、「黒時間切れ勝ち」と書かれてるが、中国側は羋昱廷九段は時間ないでクリックしたと主張し、異議を唱えた。


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▲申眞諝九段は前回の農心杯で5連勝でシリーズを制し、韓国チームの優勝を決めた。

 

オンライン対局では念のため、あらゆる場所でビデオ録画されている。主催者は事件を収めたいため、録画を見直したが、韓国棋院と中国囲棋協会との意見が噛み合わず、長時間の抗議が続いた。

 

韓国棋院は「録画の画面では、判定委員会が時間切れと主張してる人数は多いが、中国側は精密機械のビデオ画面で判断するべく」と話し、「精密機械でのビデオを見ても、決断できなかったため、日本側の意見を求める運びになり、最終的に日本棋院が仲裁し、再試合の結果になった」と説明した。

 

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▲芈昱廷九段の対局画面では、「黒時間切れ勝ち」のメッセージが書いてある。

 

正式な結論は、事故発生後3時間30分後のことだ、再試合は2月23日、日本時間午後2時から始まり、持ち時間も相変わらず1時間で行い、それに対し農心杯第12局のスケジュールを後回しにしたのだ。

 

2020年第21回農心杯で、朴廷桓と与范廷鈺の一戦でも時間切れが原因で再試合の事例があった。当時朴廷桓九段は「秒読みのうちにマウスをクリックしても、盤面では反映できなかった」という意見を主張し、韓国棋院と中国棋院は録画画面に対し意見が合わず、再試合と決断した。(再試合は朴廷桓の勝利)

 

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▲申眞諝九段(黒番)は様々な困難を克服し、全力で追いつきようとしてた局面だ。165のアテコミに対し、166アテはやりすぎた。この時白Aにつなげば、白は相変わらず優勢のままだ。黒167アテの時、当然なことで白Bを打つ場面だが、 芈昱廷九段は3分考えてもネット画面に碁石が映らなかった。

 

また、この一局では、申眞諝九段早々と勝負を決めたかったが、下辺の争いで大損してしまったのだ。早い段階で負けに近づいたが、ここからしぶとく猛追撃し、逆転のチャンスをようやく掴んだのだ。

 

対局が始まってから2時間26分、問題のシーンが発生したのだ。一度大差をつけた芈昱廷九段だが、この頃の局面は激しく動揺していたのだ。